真我とともに始原より存在していた、ラジャス(動性)、タマス(暗性)、サットヴァ(善性)という根本的な三つのエネルギー。この三グナが真我に干渉して、コーザル世界以下の三つの世界が出来た。それはまた私達の苦しみの始まりでもあった。
「透明な太陽の光が左側から右に差し、中央に青紫、金、銀の球が見える」 「サットヴァ(白銀の光球)とラジャス(黄色の発光体)が絡み合っている。ラジャスが回っているのが見えた。その次には、円形の中に星がパーッと散らばっているのが見えた。はじめは天の川みたいのだったが、実際は円かった。その円形の中心に3つの点があり、それぞれ白い発光体、黄色い発光体、青緑みたいな発光体がぽあーんと小さい円で見えた。」 |
根本煩悩(こんぽんぼんのう)
コーザル世界に存在する「貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)」の三つの煩悩のこと。
ラジャス:動性、動き 瞋
タマス:暗性・無智 痴
サットヴァ:善性 貪
クンダリニーヨーガ
生命エネルギーのヨーガ。帰依のヨーガ。ダルドリーシッティ、光への没入、変化身、意識の連続の四つが成就の判定条件である。
3つのステージ:アパーナ気の上昇、スシュムナー管の浄化、クンダリニーの覚醒
1)熱のクンダリニー 下位のチャクラが開きだす。
2)振動のクンダリニー ナーダ音が聞こえる
3)光のクンダリニー 光が出てくる。→ ・ブラフマランドラの結節を破る。=アナハタにエネルギーが届く。 意志の光球(黄金の糸でできている) 意思鞘、イメージの光球(たえず形が変化している)→ エネルギーが下降する(中央管)
○地元素の色である黄色が見える→からだの枠組みが外れる(ラトナサンヴァバの解脱)
○水元素の色である青まじりの白色がみえる(アクショブヤの解脱)この段階で、アストラルと現象界がつながる。
○火元素の色である燃えるような赤をした光が取り巻く。 ここで軽安に入り、体がしびれる。見ているヴィジョンが非常に明るくなる。(まだ瞑想の段階)
○風元素の色である緑が見える。 心地よい風(冷たいクンダリニー)が上昇し、楽の状態に入る。ダルドリーシッティや宿命通がつき始める。
○空元素の色である白銀色に囲まれる。 虚脱感におそわれ、心臓が非常に速くなり、これで死ぬのではないかと恐怖する。やがてまもなく三昧に入る。→如実知見のステージ(煩悩がリアルに体験できる)
○成就の色:金色
観慧(かんえ)
観察の観に智慧の慧。現象を生活に見つめ、それを智慧によって解き明かすこと。どのようにしたらいいだろうかというと、例えば在家で解脱する場合、当然最終段階では、極厳修行の長きにわたっての修行があるだろうから、それまでにお布施を蓄えようとする。あるいは出家の場合私はまだ教学が入っていないからひたすら記憶修習しようと。そして出家してもいろんな煩悩が出ないように自己をチェックしようと考え分析しそして達成すると。これが観慧如意足である。